日本中国伝統功夫研究会

社会との繋がりを大切にする

 私が中国北京で八卦掌の修行をしている頃、師である麻林城老師に「仙人になってはいけない」ということを教えていただきました。

 「人里離れた山奥で仙人修行をしてはいけない」という意味ではありません。

 「人として与えられた務めを果たし、正しく生きよ」という意味です。

 国民として国の法律を守ること、社会人として社会に貢献すること、家族や友人を大切にすること。自分のためだけに生きるのではなく、自分に与えられた使命を果たすこと。

 とりわけ「社会人として責任を果たし、信頼を得ること」を強く教えられました。

 私は、27歳から約1年半、人里離れた修行道場で暮らしていたことがありました。その場所で長期間に渡り、「春光さんは社会では到底生きていけない、社会に出たら潰されて首をつることになる。春光さんは道を歩むべき人だから、修行だけしていればいい、修行者は飢えることはない。春光さんは指導者になるべき人だ」と何度も何度も繰り返し言われていたことで、社会に対して大きな不安があったのですが、師である麻林城老師の教えのお陰で、少しずつ社会に対するイメージが正されていきました。

 そして、麻林城老師は、「たとえ出家していたとしても、心に煩悩があれば出家したとは言えない。たとえ社会人として働いていて家庭を持っていたとしても、心が仏道を歩んでいれば、それは出家である」とおっしゃっていました。

 中国武術の最終境地は「禅」と同じだそうです。

 武術を学んでいない中国人でも「禅」は心の状態なので、日常生活の中で実践できるもの、と考えていました。

 私の社会不信は、中国で少しずつ改善していきました。

2018年3月12日 追記(未完成 執筆中)

執筆の目的と趣旨

高校卒業までに受けた虐待

社会人になってからの苦しみ

つかの間の希望

人生の転機

太極拳修行 ~美談の陰で~

中国で学んだ武徳という価値観

帰国後の展開 ~会の運営~

怪我、入院のこと

複雑性PTSDの苦しみ

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