加害者と受傷者の間で板挟みになる

2012年9月16日に、眼窩底骨折をした後、私は加害者ともう1人の受傷者との間で、何か月も板挟みになりました。

加害者である幹部会員は、何事もなかったように会社に通いながら、私が休んでいる間の会の取りまとめをしていました。

もう1人の受傷者である男性会員からは、病院での待ち合わせの誘いや、食事の誘いや、クラスの送り迎えの誘いや、練習の誘いなどの連絡が来るようになりました。

男性会員の言うには、怪我をした当日、タクシーを降りた後、幹部会員が「お前、結婚しているんだろう!」と叫んで、突然殴りかかってきたそうです。ガードしたそうですが、顔を数回殴られて怪我をしたそうです。

私は、自宅前のブロックに座っていたそうです。下を向いて何か声を上げたらしく、その声を聞いた幹部会員は踵を返して、私のところにきて私の頭を蹴ったそうです。

幹部会員は、過去に空手道場に通っていた経験があるので、殴る力も、蹴る力も相当強かったらしいです。

私が、綺麗な弧線を描いて宙に飛んだのを見て、男性会員は「殺される」と感じ、幹部会員に「先生を部屋に戻して、2人で話し合いましょう」と説得にかかったそうです。

私に1階のオートロックのカギを開けるように言い、中に入らせたそうです。

その後、無事に部屋に戻ったと思っていたらしいのですが、救急車が来たことで、私が重傷を負っていることに気づいたそうです。

後日発見したのですが、階段には血痕がいくつも残っていました。発見者によると、私の部屋は3階だったのですが、2階までも昇れていなかったそうです。

私も、もう1人の受傷者である男性会員も、被害届は出しませんでした。

後から聞いた話ですが、男性会員が被害届を出さなかった理由は「お互い酒が入っていたことだから」ということでした。

この後も男性会員は、怪我の状態や、会社の人に怪我を不審に思われていることや、食事が不便だという連絡を、毎日朝から晩まで私に繰り返し、私は困惑するようになりました。

私が、「会則で会長(私)と会員間では、直接連絡を取り合ってはいけない、と決まっているので、お互い継続して連絡を取ることはできない」と伝えると、さらに、「通院が終わるまでは連絡を取り合う必要がある」「被害届を出さなくてよかった、過去に空手等の武術経験者が暴力事件を起こしたら、先生の会は活動になってしまうそうだ」と言われました。

加害者の幹部会員を辞めさせればよかったのかもしれませんが、この怪我の1か月前に、私はこの幹部会員を信頼して、北京の八卦掌の師に紹介していました。

そして、この頃、女性指導員が2人同時に辞めるという出来事もありました。

考え過ぎだったのかもしれませんが、私はこの時「これ以上人が去ってしまったら、大勢の会員さんたちが不安に思う、会の不始末は私に責任がある、私が解決しなければ」と考えました。

結局、加害者の幹部会員を退会にはしませんでしたが、実務からは外し、代わりにこの男性会員が事務を一旦引き受ける展開になりました。

私は天涯孤独だったので、このことを誰にも相談できず、ずっと一人で抱え込んでいました。

つづく

>> 全治一か月をどう過ごしたか

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