複雑性PTSDラスボス登場(ちょっと愚痴あり)

先週末は、てんやわんやしておりました。

私の抱えている複雑性PTSDの通院記録ですが、もうこれ以上大きな展開はないだろう…、と思っていたところに「ラスボス登場」で、週末はお手上げ状態でした(笑)

ここしばらく(転院後)、PTSDの専門治療の通院ブログを書いていませんでしたが、理由としては、通院の間隔が2~3週間に1度になったことと、症状が安定してきたことがありました。

新しく通い始めたPTSD専門治療クリニックの3回目の通院で受けた「EMDR」心理療法の効果はとても高く、EMDRで得られたセルフケアのイメージと同時に、私が習得している中国武術(太極拳や八卦掌)で「グラウンディング」を行うことで「毎日元気いっぱい!」というくらい体調が良かったです。

「グラウンディング」とは、大地に足をつけてしっかりと自分を生きる方法で、PTSDの症状である、フラッシュバック、解離(離人症)、また鬱症状などにも効果があるそうです。

ところが、先週の通院で、3週間前に受けた診断テストの解離症状の数値が、それはもうマックス値だと呼べるほど高く、ドクターに、

「怖がらせるわけではないのですが、解離性同一性障害の可能性が極めて高いです」

と宣告されまして、もうびっくりです。

解離性同一性障害は、複雑性PTSDの症状の一つで、日本で治療できる医師はとても少ないそうです。私見ですが「出た! PTSDのラスボス」という感じです。

前のクリニックでも同じテストを受けていて、ドクターより「解離が強い」と言われていたのですが、私は普段の対人コミュニケーションでは、しっかりと受け答えをする(自分ではそう思っている)タイプなので、ドクターも問診を優先したのか、「カウンセリングで治る範囲でしょう」という診断でした。

なので、転院先のクリニックで解離性同一性障害の可能性が極めて高いと言われて、びっくり、というか、「びっくりと、やっぱり」が混然一体となって、とどのつまり、てんやわんやでした。

現在のドクターに、「人は誰でも多重人格で、その場に合わせた色々な顔を使い分けて生きているので、そんなに特殊なことではないから、あまり怖がらないでくださいね」と言われましたが、そういえば、前のクリニックでもカウンセラーの先生に、

「人はそれぞれのシーンに合わせて、仮面を付け替えて生きている」

と言われて、「私には仮面なんてないなぁ」と違和感を覚えたのを思い出しました。

あとは、ずっと前に1年ほど通っていたクリニックでは、

「横山さんは仮面を被れない人だから、自分で努力して太極拳講師になった春光先生という職業を大切にしてください」

言われたことがあったので、やっぱり私は何か普通と違うんだな、と思いました。

(仮面を付け替えるって、どうやってするんだろう…)

どうやら、私にはそれが分からないようです。

私の幼少期は、2015年に日本テレビ系の「水曜ドラマ」で放送された堺雅人さん主演の『Dr.倫太郎』(ドクターりんたろう)の、高畑淳子さんと蒼井優さんが演じていた、母娘関係によく似ています。

なるべくネタバレなしで書いていますが、純粋に出演されている俳優さんのファンの方がこのブログを読まれていたら、ここから先は、私個人の感想が多く含まれているので、現在は入手困難のようですが(私は動画配信サイトhuluで観ましたが、いまは配信されていないようです)、是非本作を観てください。今をときめく高橋一生さんや、松重豊さんも出演されていますし、その他にも実力派の俳優さんがたくさん出演されています。特に、主演の堺雅人さんと蒼井優さんのファンの方へ、私の表現が不快さを与えてしまったら謝ります、すみません。

ここからは個人の感想ですが、このドラマの主ストーリーは、ざっくり説明すると、蒼井優さん演じる「明良」という女性が、母親から受けた児童虐待(ネグレクト)のトラウマ体験が原因で、解離性同一性障害を患い、「明良」と「夢乃」という二つの人格を持ってしまい、堺雅人さん演じる精神科医の日野倫太郎先生が、主人格ではない「夢乃」を消すのではなく、「明良」と「夢乃」が一つの人格として生きられるように治療をするという内容でした。

私の個人的な感想としては、児童虐待(ネグレクト)をされ続けてきた「明良」を守るために生まれた「夢乃」という人格が、強くて賢くて魅力的なので、

「解離体験はよくしてたけど、そっか、いっそのこと夢乃のように強い人格が生まれたらよかったのにな…」

と思いましたが、先週ドクターに自分が99.9%の確率で、解離性同一性障害の可能性が高いと言われて、

「いやいやいやいやいやいや、全然良くない、全然楽じゃない!」

と、慌てふためきました。

それでもドクターのイメージワーク(内観法)では、典型的な解離性同一性障害の人格は誰も現れなかったので(現れたのは、小動物だけでした)

「過去にそうだったかもしれないけど、現在は回復しているかもしれない」

ということで、一旦診察は終了し、また次回以降様子を見ましょう、という流れでクリニックを出たのですが、その直後、

クリニックの最寄り駅から3駅しか離れていない、自宅の最寄り駅に戻れない…

まだ着いていなのに、降りてしまう…

乗り直して、また別の駅で降りる…

乗り直す…

また着いていないのに、降りる…

の繰り返しで、30程度で自宅へ帰れるはずが、1時間以上も掛かり、自分の狼狽ぶりに再び驚きました。

そして、ここから少し愚痴です…

現在は、私のパートナーが私の講師業とPTSD治療を両立するために、スケジュールを管理してくれているので、以前のように「教室に行けない」というトラブルは避けられているのですが、「PTSDの治療ができる」と謳っているクリニックについて、私の個人的な意見があります。

PTSD治療は、トラウマに直接アプローチしなければ治療できない心のケガなので、一時的に症状が強く出ることがあることを知っていながら、非常勤の医師しかいない、とか、緊急対応の体制が整っていない、という条件で、PTSDの治療をしないで欲しいと思います。

治療を受けている本人に症状が出た場合、主治医、若しくは主治医に代わるサポートが受けられない状態が何日も続くと、本人だけでなく、家族、そして友人など、周囲の人たちが苦しむことになり、負担が大きく、本人が「治療を続けられない」と断念するケースが増えることは明白だと思います。

そうすると、症状は悪化してしまいます。

ここまでは愚痴でした。

ここからは、医療関係の方々への感謝の気持ちです。

私自身のこれまでの半年間の治療経験の中で、

「実際に事件や災害に巻き込まれて苦しんでいる人を見過ごせないと思ったから、PTSD治療に踏み出した」

という熱意のあるドクターの言葉に、感動したこと。

多忙なスケジュールの中でも、誠意をもって説明や謝罪をしてくださった、ドクターや、カウンセラーの先生に出会えたこと。

これまで実の親ですら聞いてくれなかった苦しみを、親身になって聞いてくれたこと。

本当に心から感謝しています。

そして、東京都内のメンタルクリニックは、どこも予約で一杯なほど、苦しんでいる方がたくさんいることを知ったこと。

どの、救済センターに電話をしても、なかなか繋がらないほど、救済を求めている人が多いことを知ったこと。

警察の生活安全課の方々も、非常に多忙であること。

たくさんの方々が、それぞれの職業を全うしようと、尽力されていること。

この社会には、尊敬できる人たちがたくさんいる、ということを知ることができて、本当に良かったです。

何層にも自分をガードして生きなければならない人生は、息が詰まります。

「この先生、こんなことまで書いて、教室は大丈夫なの?」

と思われる方も多いと思いますが、これが私の生き方です。

カミングアウトしたことで、後ろめたさがなくなり、却って中国武術の講師として自信を持てるようになりました。

現在は少人数ですが、生徒さんたちは皆さん理解力が高く、優しい方ばかりなので、教室は本当に楽しいです。

これからが本番。

中途半端な気持ちでカミングアウトした訳ではなく、確固たる方針があって、情報発信をしているので、42歳になっちゃいましたが、まだまだ先は長い! と思って、八卦掌も太極拳も、そしてPTSD治療も頑張っています。

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