怪我をした前日の出来事

2013年8月の夏。

頸椎脱臼骨折をした前日の日。

私は、前代表(私に眼窩底骨折をさせた加害者)と、会の運営につて、長い長いミーティングをしていました。

前代表の職業は公務員で、私は個人事業主という形で教室を運営していたので、2人とも、プライベートの時間や、休日のない状態でした。

とにかく、顔を合わせれば、会の運営のことで頭が一杯で、話は延々と終わりませんでした。

何時間も終わらないミーティングで、心身ともにボロボロになった私に、同じく疲労困憊の状態だった前代表は、

「先生、僕が悪かったです。先生は『徳』についての話しかしていないのに、僕が日本の道場のやりかたや、会社員の常識を押し付けようとして、本当にすみません。会は先生の理想を叶える運営方針にしましょう。もう夕食の時間だから、先生は明日の練習のために、食事を摂って休んでください」

という内容のことを話しかけ、倒れ込んでいる私の手を引こうと、手を差し出しました。

私は、その手を取るのが「怖い」と思いました。

しかし、会社出勤や、八卦掌と太極拳の授業、自分たちの練習や、指導員たちへの連絡事項、とにかく2人が抱えているたくさんの用事が、長いミーティングにより、完全ストップしていたので、私は、

「とにかく、寝なくては」

と思い、よろよろと起き上がりました。

その日は、外食に行く体力すらなかったので、前代表のアイデアで中華料理をケータリングしました。

中華料理と共に、缶ビールも届きました。

当時、指導員の集いの場にしようと考えて借りていた、1LDKの広くて豪華な自宅で、前代表と共に好きな映画を観ながら、中華料理を食べ、缶ビールを飲みました。

「とにかく、寝なくては」

「とにかく、寝なくては」

「とにかく、寝なくては」

疲弊しきった私は、お酒が回ってくると、それだけしか考えられなくなっていました。

記憶はありませんが、前代表の証言では、私は、次から次へと、服薬をやめていたせいで、大量にストックがあった睡眠薬を飲み始めたそうです。

いわゆる、OD(オーバードーズ)をしたようです。

つづく

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。