過労と罪悪感

2012年9月に眼窩底骨折(がんかていこっせつ)をしてから、私はずっと過労と罪悪感に悩まされていました。

眼窩底骨折をした本当の理由を、生徒さんたちに言えないこと。

事実とはまったく異なる噂、「自転車に乗っていて車にぶつけられた」「街中で酔っ払いに絡まれて死闘を繰り広げた怪我」が生徒さんの間で、実しやかに語られていたこと。

自分が、なぜか何事もなかったように、クラスに行って授業をしていること。

眼窩底骨折の直後に、生徒さんに人望のあった女性指導員が難病にかかり、理由を隠して退会せざるを得なくなったこと。

その女性指導員の親友であった、もう一人の女性指導員も生活環境が変化し、家族の自宅介護のため、退会せざるを得なくなったこと。

2人の女性指導員がいなくなったことで、不安や空虚さが漂っている教室を、なんとか私一人でリードしていかなければならなかったこと。

そして、八卦掌第五代正統継承者である麻林城老師より、一子相伝で伝承を受けていた、一番需要な八卦掌の修行内容が「八卦連環掌」という体力的に負荷のかかる段階に進んだこと。

自身の修行、教室での指導、指導員の育成、会の運営、等々…

もう、誰がどう見てもパンク状態でした。

でも、どうしてそれをできていたのか…

それは、精神薬の効果でした。

私が26歳の頃から8年以上も見えない拘束をされていた、ある太極拳団体の女性幹部の一人に、心が折れるほど激しいショックを受ける発言をされ、縁を切られ、事実上社会に放り出された形になってしまったことが原因で、私が自分の教室を守るために、仕方なく行ったメンタルクリニックで処方されていた、大量の精神薬です。

診断名は、「双極性障害Ⅱ型」簡単に言うと、アップダウンの激しくない躁うつ病。

処方される薬は、様々に変わっていきましたが、服薬をやめる直前に飲んでいたのは、

デパケン(気分のアップダウンを少なくする薬)

リフレックス(気分を落ち着かせる薬)

ユーロジン(睡眠薬)

でした。

しかし、「双極性障害Ⅱ型」というのは二次症状で、実体は、母親と、ある太極拳団体の指導者から受けた、マインドコントロールによる「複雑性PTSD」だったので、薬を飲んでも症状はどんどん悪化していきました。

①楽しいのに吐き気がする

②夕方になると嘔吐する

③運動過多なほど教室で八卦掌と太極拳の指導をしているのに一日中肩こりがする

最終的には、極度のうつ状態になり、おそらく「デパケン」か「リフレックス」の副作用で、髪が大量に抜けました。

こんなに不健康な私が、健康を求める生徒さんたちに、お月謝をいただいて八卦掌や太極拳の指導をしている。

と考えると、酷く罪悪感を感じ、自分が自分でないような感覚になったり、死にたくなったり(希死念慮)していました。

当時の私は、「八卦掌や太極拳に夢を抱いて入会してくださった生徒さんのイメージを壊さないように、授業中はいつも笑顔でいるように」努めていたので、私の苦しみを気づいていた生徒さんは少ないと思います。

つづく

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