湿気バテ対策の陳式太極拳

湿気バテ対策の陳式太極拳

もうすぐ東京は梅雨入りしますね。

公園には、蚊や水蒸気が増えてきました。

私は中国で陳式太極拳を学んだので、日本の気候で鍛え上げた訳ではありません。

全ての太極拳の源流である「陳式太極拳」の発祥地は、中国河南省の黄河の畔にある陳家溝という小さな村だと伝えられています。

河南省の夏は、スコールはありますが長雨は滅多にありません。もちろん梅雨もありません。

夏は気温が40度を超える日もありますが、湿度が低くカラッとした暑さなので、意外と耐えられていました。

という訳で、2010年に6年間の中国武術留学から帰国した後、私は日本の気候に慣れなくて、毎年梅雨から夏にかけて「湿気バテ」をしていました。

暑さも寒さも平気なのですが、湿気だけは苦手です。

ただ、1年だけ「湿気バテ」をしなかった年があるのですが、それは吉祥寺で『陳式太極拳訓練班』という1時間クラスを開講していた年でした。

地下スタジオで、空調も効かず、ほぼ「サウナ太極拳」状態だったのですが、それが良かったのだと思います。

多いときは「老架一路」という陳式太極拳の長い套路(型)を、トークも休憩もなしで、3回繰り返し練習していたので、生徒さんは体力のある男性ばかりでした。

ただ、条件が揃わないとそのような練習体系は組めないので、昨年の夏は「もう生きているだけで精一杯」というバテ具合で、本気で北海道に移住しようかと考えて、賃貸物件をネットで探したりしていました。

色々と調べているうちに秋になって涼しくなったので、一旦北上願望は収まったのですが、「湿気は必ずやってくる」ので、湿気バテ対策として、今年1月の雪が降った日から、ほぼ毎日、八卦掌や太極拳で汗をかくまで練習しています。

とにかく汗が出せなくなったら体温調整ができなくなるので、先週までUNIQLOのヒートテックを着て、自主練習をしたり、八卦掌教室に行っていましたが、効果が出たのか、ここ数週間の湿気にも、まだ湿気バテはなく、体調も良いです。

「老架一路」は、初級者は10分程度、中級者は15分程度で行います。

2回通せば、中腰で20~30分ほど同じ速度で動くので、身体の奥に溜まっている「湿邪」が出てきます。

水分代謝が落ちると、まず消化器系の働きが弱まるので、一気に体力が落ちます。

一般的に中国伝統養生法では、女性は「微汗」程度の運動が適していて、汗だくになるほどの運動は体力を消耗するので好ましくない、と言われているのですが、個人差や気候にもよるので、一概にそうとも言い切れません。

あくまで私の場合ですが、梅雨と夏の期間は、とにかく汗を出し続けることが「湿気バテ対策」になるようです。

しかし、オフィスワークや勤務規則などで、1日に何度も着替えることができない方は、本当に体調管理が難しいと思います。

スポーツジムでも、ダンスでも、水泳でも、ラジオ体操でも、ランニングでも、自己流トレーニングでも、どんなジャンルでも良いので、自分の好きな運動で毎日身体を動かすことを習慣にすることが、これからの季節は重要になってくると思います。

ただ一つ、「正しい方法論で運動すること」

これだけは、どうか気をつけてください。

太極拳だって、ラジオ体操だって、間違った方法では心身の害になることもあります。

私の陳式太極拳歴は、もう18年になりますが、それでも日々正しい動き方を研究しながら練習に取り組んでいます。

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