中国武術を学ぶ動機「就是喜歓」I just like it

中国武術を学ぶ動機「就是喜歓」I just like it

私が26歳のとき、日本のある太極拳団体の指導者に「太極拳を学ぶ動機」を聞かれました。

私は、「太極拳が好きだから、ではダメですか?」

と答えましたが、「それではダメだ」と言われ、動機が相応しくない場合、退会処分にすると言われました。

シンプルな動機は聞き入れてもらえず、「道」「境地」「心の問題」など、精神論的な動機以外は受け入れてもらえませんでした。

そして、その動機(心の問題)に立脚せよと教えらました。

しかし、私が中国へ渡って、太極拳や八卦掌の大家の老師方に直接、

「老師が中国武術を学びたいと思った動機は、どのようなものでしょうか?」

とお聞きしたこところ、どの老師も、

「就是喜歓」

「I just like it」

と答えておられました。

「好き」という気持ち。

人間にとって、一番幸福で大切な気持ちだと思います。

お釈迦さまも、物事を成し遂げるには「好きで、好きで、仕方ない!」という気持ちが必要だ、と言っています。

だって好きだから。

太極拳が、好きだから。

八卦掌が、好きだから。

それをするのが、心地良いから。

「好き」というエネルギーを上回る動機は、他にはないと私は思います。

「好きだから、学びたいでいいじゃん!」

中国と日本の価値観の差が、ここにあるのかもしれません。

西洋人の方が、正しく中国伝統武術の拳理を学ばれている方が多いことも事実です。

「I just like it」

私は、八卦掌が大好きです。

学ぶ動機は、「好きだから」で十分だと思います。

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