練習中に起こる「軽いケガ」治癒の工夫

昨日は、中国伝統武術の「内家拳」の特徴について書きましたが、今日は、練習中に起こる「軽いケガ」についての治療法についてご紹介したいと思います。

私の中国武術歴は、もう18年(そんなに経ったのか!)になりますが、練習中にケガをしたのは2回しかありません。

どちらも学生身分で独学で練習していた時のケガで、完全に違和感がなくなるまで3か月~数年間ほどかかりましたが、程派八卦掌を学ぶようになってからは、練習中にケガをしたことは、ただの1度もありません。

正しい練習方法で取り組んでいれば、内家拳で大怪我をすることは「ない」と私は思います。

あくまでスポーツ全般ではなく、八卦掌と太極拳の経験からしか語れませんが、私が体得している軽いケガの治癒法は、ありきたりな言葉になりますが、気を巡らせることです(※激しい痛みを伴う場合は専門医の診察を受けてください)

中国伝統武術の練習中に、万が一ケガをしたとしても、基本的にアイシングやテーピングなどの方法は行いません。

とにかく、軽いケガを大ケガに進展させないために、早期の対処が求められます。

温めればいいのか? 冷やせばいいのか? ストレッチすればいいのか?

一体どうすれば良いのかを考えている間に、軽いケガは放置状態となり、悪化してしまうケースもあるので、私はまず布団に入って休みます。

焦らずに、心を静めて身体の感覚に集中していると、痛んでいる具体的な箇所を感じられるので、そこをただ「想い」ます。

すると、人間が本来持っている自己治癒能力が活発になってくるので、それに任せます。

布団の中でリラックスして、ただジッとしているだけで患部が温かくなれば、それは怪我ではなく、筋肉疲労の初期症状であることが自分の感覚で分かります。

身体のどこかに痛みを感じるとき、「練習を休むべきか」「休まないほうが良いのか」のどちらなのかは、そのときの状態や個人の身体能力、また気候にもよりますので、一概に「こうした方が良い」と明言することは難しいですが、やはり自分で経験を積むことと、指導者の指導力と、学ぶ側の努力、そして双方の信頼関係が必要不可欠であると私は思います。

骨折(身体)や心的外傷(PTSD)などの「大ケガ」になると、専門病院でしか治療することはできませんが、日常的な筋肉痛や軽いケガ程度であれば、早期に対処することで、日々の鍛錬に差し支えることはないと思います。

私の師である麻林城老師は、八卦掌は中国伝統「武学」である、と語っておられましたが、天地より生まれた「自分」という生命活動を研究できる、一生学んでも興味の尽きない素晴らしい学問だと、私は18年間変わらず思っています。

スポーツでも武術でも学問でも、レベルアップする方法だけ学んでも、目的に到達することは難しく、「治癒」や「養生」など、その分野に即した回復法も同時に学べる教室が、正しい教室であると私は思っています。

今日はGW八卦掌修行の2日目なので、あまり無理をせずに5時間の鍛錬に留めましたが、明日も天気が良さそうなので、早朝から頑張りたいと思います。

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