中国伝統武術の練習着について

横山春光の表演服

昨日は晴天だったので、クローゼットに仕舞ってあった練習着を全て洗って乾燥させました(数年前まで着ていたポリエステルの刺繍入り表演服が出てきて懐かしくなりました)

私の練功服と表演服は全てフルオーダーで、河南省の武術服職人さんから作っていただいたものです(現在は一点物はオーダーできなくなったので、大切に着ています)

100%シルク素材で作ったものは、朽ちて着れなくなりました。

ポリエステル生地、綿麻生地、シルク&ポリエステルの混合生地の服は丈夫なので、今でも遜色なく着れます。

中国の太極拳界の練功服は、5年ほど前から綿麻生地がスタンダードになってきました。

私が中国武術留学をしていた頃は、普段の練習着はジャージか、ポリエステルの練功ズボン+シャツ、大会ではシルクの表演服というのが主流だったのですが、現在は普段の練習着は綿麻、大会ではシルク、に変化しているようです。

武術服職人さん曰く、昔は武術の門派によって、師、弟子、学生の着る正装の生地や色には、厳格な規定があったそうですが、現代では割と自由になったようです。

生地は製法技術が進化することによって時代と共に主流が変わっていきますが、色の価値観は昔も今も変わらないようです。

日本の中国武術愛好者が好んで着る色は、黒、紺、紫、なのではないかと思います。

中国では、紅、黄、白、黒(黒はケースバイケースですが)は立場の高い人が着る色で、弟子や学生は、淡青、粉色(ピンク)、淡緑などのアイスカラーが無難です。

あとは、紺、紫、緑も現代中国では特に深い意味はないので、学生が着ていても問題ありません。

ジャージに関しては西洋の服なので、もう何色でもありです。

(オープンカーに乗った金髪美女のTシャツを着て、授業に参加するのは当然ナシだと思いますが…)

「じゃあ、先生は何色を着るの?」

という疑問ですが、老師と呼ばれる立場になると、ご自身に似合う色を着られることが多いので、学生は自然にその色を避ける傾向にあります。

一般的に「太極拳の先生」といえば「白い太極拳服」をイメージしますね。

実際に、太極拳の動作を表現するには、白は最も適した色だと思います。

逆に、八卦掌は強い色の方が、高速の螺旋運動の視認性が上がるので、風格をよく表わせるのではないかと思います。

書き始めたらきりがないので、今日はここまでにします。

色も波動なので、自主練習のときは自分が元気になる色を着るのが、身体にも精神にも良いと思います。

当会では、私が黒の表演服(練功着含め)が似合わないので(汗)、会員の方は黒を着ている方が半数ほどで、あとはカラフルな服です。制服がないのが当会の特徴です。

(私が黒の表演服を着ると、学ランを着た応援団みたいになるそうです、とほほ)

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。