日本中国伝統功夫研究会

私たちの会は八卦掌と太極拳の鍛錬を通じ「天人合一」の境地を学ぶ会です

八卦掌(はっけしょう)の歴史

 [資料提供]中国伝統武術八卦掌第五代継承者 麻林城老師

八卦掌(はっけしょう)の歴史

 八卦掌は中国の著名な内家拳の一つで、もとの名は「転掌」と呼ばれ、後に「八卦掌」「八卦転掌」「八卦游身連環掌」「八卦連環掌」と呼ばれるようになりました。

 多くの転掌が八卦の方位に従っており、技法は歩法と共に縦横無尽に変化し、実戦においては相手の動きによって臨機応変に千変万化する《周易》の剛柔相済、八卦相蕩、運動不息、変化不止の道理を基礎にした事から、後に“八卦掌”と呼ばれるようになりました。

 この八卦掌は清朝の河北省文安朱家務の董海川により創始されたと伝えられています。道教の“転天尊”(走圏導引術)と武術の攻防法を基本の運動形式として結びつけ、易の理論から武術の運動規則を採用し“動を本”とし“変化を法”とする基本拳理を形成しました。1874年、董海川が北京粛王府において八卦掌法を伝えたことから急速に北京・天津・河北に広く伝わり、その後各地に広まり発展しました。

 八卦掌は「站功」と「歩法」を基本功とし、「走圏」を基本運動の形式とし、「擺扣歩」「趟泥歩」を基本歩法とします。拳のかわりに掌を使い勁を発し、拳で発する事のできる勁の殆どを掌法で発揮するのが、この八卦掌の特徴です。

 その掌型は龍爪手、牛舌掌に分けられます。主な攻撃方法は、托、代、領、搬、扣、劈、進、提、拿、穿、点、などがあります。また基本の掌法には「八大定勢掌」「八大母掌」「八卦六十四環掌」「八卦游身連環掌」などがあり、武器には「八卦鉞」または「子午鴛鴦鉞」「八卦刀」「八卦剣」「八卦槍」などがあります。

 八卦掌の動きの要求は、順項提頂、松肩垂肘、暢胸実腹、立腰溜臀、縮胯合膝、十趾抓地などであり、修練の原則として滾鑽争裹,奇正相生、走転拧翻、身随歩走掌随身変、行走如龍、回転若猴、換勢似鷹、威猛如虎、避正撃斜、以曲刹直、以動擾静、以静刹動などが挙げられます。

 養生と武術の双方の効果については、八卦掌の練法の本質がそれを決定しています。途切れる事のない左旋右転の動きの中で、人体の陰陽の平衡を保ち、全身の経絡の流れを促し、腰と腎を鍛え、人が本来宿す潜在エネルギーを引き出します。内なるは心神を守り、精神を集中し、その浩然の気を養って病気を防ぎます。

 八卦掌の走圏中、内側の脚は直進し外側の脚は内側へ入る独特な走行方法をとり、人体の各関節、特に膝関節また股関節内に真気を流し、心身を鍛練し、健康を保ち、長寿の効果を発揮する事ができます。同時に護身術としても優れ、内外からの身体の危険を回避する優れた武術でもあります。

 八卦掌を学び修練を積む事により、おのずと「明心見性、体用兼備」(心境を清浄にして、自らの本性を見出し、内なる原理とその表現としての行動を兼ね備える)の境地に達する事ができるのです。

公式ブログ

日本中国伝統功夫研究会のスタッフが運営するブログです!

教室(クラス)のご案内

日本中国伝統功夫研究会が主催する八卦掌・太極拳教室のご案内です!

資料

中国伝統武術「八卦掌」「太極拳」の学習に役立つ資料

ページのトップへ戻る