早朝の公園練習

 
 会社勤めをしていると(というのは言い訳になりますが)なかなか安定して練習時間を確保することができません。
 睡眠時間を削って夜中に練習していたこともありますが、流石に連日ともなると過労で続かなくなります。
 「それでは会社の昼休み時間に」と、昼食を摂ったあと急いで30分ほど練習していたこともありますが、そもそも昼休みは休憩をしなければならない時間ですし、たった30分の運動ではパソコン作業で凝った体をほぐす程度にしかなりません。
 「なんとか安定して練習時間を確保できないものか?」と考えたのが早朝の時間です。
 はじめは毎日早起きできるだろうか不安でしたが、他に時間を取れそうにもないので、「えいや」と決意をして挑んだところ、休みがちではありましたが、これは着実に上達するに違いない、という実感が湧いてきました。
 秋から始めた早朝練習ですが、気が付くと梅の花が咲いて春が近づいています。
 普段の生活では、いつも時間が足りないような気がして、ついつい焦りや不安を感じてしまうのですが、早朝から公園の木々に囲まれて練習をしていると、星や月や太陽に感激し、周囲の空気に包まれるような充実感と幸福感があります。
 八卦掌や太極拳に出会わなければ、私はこの素晴らしい時間を一生知ることができなかったかもしれません。