年末から年明けにかけて、三鷹の練習スタジオで太極拳と八卦掌の教材動画を撮影していました。連日深夜まで続けた無理がたたり、年明けに高熱を出して数日寝込みました。そのため、1月に井の頭公園を歩けたのは1回だけです。
1月の井の頭池

冬の井の頭池は、木々が葉を落として見通しがよく、空気が澄んでいます。晴れた日は池の面が明るく、対岸の木立や、ボート乗り場に並ぶ人の姿まではっきり見えます。
池には貸しボートが出ていて、真冬でもスワンボートが何艘か浮かんでいました。夏と違って急ぐ人がいないので、ボートはどれもゆっくり進みます。
池のほとりでは、スイセンとサザンカが咲いていました。どちらも冬の花で、花の少ない季節の池を白と桃色で彩ります。
梅の冬芽
梅林の枝先には、冬芽がついています。固い鱗片に包まれた芽の中に、ひとつだけ先の緑がのぞいているものがありました。木は冬の間、来年の葉や花のもとを固い鱗片やうぶ毛で包んで、寒さと乾燥から守っています。冬芽の形は木の種類ごとに違うので、葉がない季節は、かえって木を見分ける手がかりになります。
梅林の枝先では、冬芽がもう膨らみ始めていました。
寄り道

熱が下がって、まだ食欲が戻りきらない日に、公園の近くの『チョップスティックス吉祥寺店』で牛肉のフォーを食べました。澄んだスープに、香草と生の香味野菜がのっています。胃にやさしく、湯気と香りで呼吸が楽になりました。
1月のひとこと
寝込んでいる間は、公園のことを考える余裕もありませんでした。ようやく歩けた日に、スワンボートがゆっくり進むのを眺めていたら、自分の時間の進み方も少し戻ってきた気がしました。太極拳の練習でも「ゆっくり動くほど全体が見える」と言われますが、冬の公園を歩くのも同じことかもしれません。
