吉祥寺祝や米八の土用餅

吉祥寺祝や米八の土用餅

夏の土用に「土用餅」

『吉祥寺 祝や米八』は、2023年4月にオープンした話題のお餅屋さんで、おこわ専門店「おこわ米八」と餅専門店「祝や」の本店です。吉祥寺駅から徒歩4分で井の頭恩賜公園に隣接していながら、賑やかな七井橋通りから1本東側にある閑静なパープル通りの突き当りにあることもあり、老舗らしい落ち着いたたたずまいと雰囲気に包まれたお店です。

うだるような暑さの中、涼やかな甘味をテイクアウトできないかと思ってお伺いしたのですが、店頭に『土用餅』の貼り紙が出ていました。

土用餅
今年の土用の入りは7月20日
昔から夏の土用の時期、暑さに負けないようにと食されていた土用餅。
力が出るお餅と厄払いの力があるとされる小豆の赤に願いを込めて作ったあんころ餅です。

薬膳でも小豆は体内の熱を冷ます効果があると言われていて、あんみつのような「あんこ」を使った甘味を探していたので、この梅雨明け酷暑の時期にふさわしい、伝統を今に受け継ぐあんころ餅ということで迷わず購入しました。
(商品を用意していただく間にも、冷たいオーガニック麦茶とおすすめのわらび餅を試飲と試食させていただき、お店の方のお心遣いにひと時暑さも忘れて癒されました)

帰宅後少し冷やしてからいただきましたが、一口サイズで食べやすく、お餅と餡のバランス・甘さ・柔らかさなど何をとっても絶妙で何個でも食べられます。美味しい甘味や和菓子はたくさんありますが、私のような素人でもわかる上質さに、これが専門店のあんころ餅なのか!と感動しました。「自家製きな粉」も甘さと香ばしさが土用餅にも宇治抹茶にもぴったりでした。

土用餅は期間限定での販売だそうです。次回は、来店時に常連さんらしきお客さんも購入していた「鰻おこわ」をいただいてみたいと思います。

後日、念願の「鰻おこわ」もいただきました。
鰻は「土用」の定番ですが、細かく刻んだ鰻を混ぜたおこわに手焼きの鰻がトッピングされています。贅沢で上品な美味しさに感動しました。鰻は国産鰻のみ使用しているそうです。

ギャラリー

お店情報

店 名吉祥寺 祝や米八
ジャンルお餅専門店
所 在 地武蔵野市吉祥寺南町1-21-4
アクセス吉祥寺駅徒歩約4分
URLhttps://iwaiya-yonehachi.jp/

※記事の内容は執筆時のものです

この記事を書いた人

日本中国伝統功夫研究会代表。八卦掌・太極拳・五禽戯を指導しています。50代の企業法務マン。シニアの生き方としての「カンフーライフ」を模索している。

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