広いスタジオで伸び伸びと練習
今年1月からメンバーが増えた「吉祥寺・陳式太極拳基礎クラス」は、毎週日曜の朝に吉祥寺のスタジオで入門用套路の陳式太極拳精要18式を反復練習しています。

この記事を書いた人
吉祥寺カンフーライフ代表/指導員
昨年の4月に開講したクラスなので、しばらくは少人数体制で型をひとつずつ丁寧に学んでいましたが、今年に入りある程度の人数で太極拳の基礎となる纏絲勁(てんしけい、円運動)をグループで練習できるようになったことで、上達のスピードが増しています。
「陳式太極拳精要18式」は5分ほどで完了するコンパクトな套路(型)なのですが、常に中腰で動くため脚力が必要なります。普段運動不足な人も、そうでない人も、太極拳の独特な動作を心地良く行えるようになるために、基礎練習の後と授業終了前の時間に全体練習を行なって、基礎体力の向上に取り組んでいます。
上達が早ければいいというわけではありませんが、なかなか型を覚えられなかったり、明らかな健康効果が実感できないと、どうしてもモチベーションが低下してしまうので、程よい習得ペースと、本人が実感できる達成感は必要不可欠だと思います。
八卦掌基礎クラスで半年間、さらに太極拳基礎クラスで約8か月間学んだ仲間が今年4月に中級クラスへ進級したことで、指導陣と受講生ともに良い刺激となっています。
学習用動画で自主練習
また、今年2月から会員専用サイトで「授業で役立つ学習用動画」の提供を始めたことで、学習初期から自主練習に取り組める受講生が増えました。
当会のおすすめ練習スポットで撮影した準備運動の動画を朝練のルーチンに取り入れたり、通勤・通学中に動画を見ながら型を復習したりと、皆さんがそれぞれのペースで活用しています。
広大な平野が広がる中国河南省の黄河のほとりで生まれた陳式太極拳は、雄大で伸び伸びとした動きを特徴とします。伝統太極拳であるため、一般的な太極拳より習得は難しいとされますが、正確な練習方法で体系的に学べば、自然と身につき、一生の財産となります。
健康投資や生涯学習として、伝統太極拳の学習は理想的な選択といえます。太極拳を基礎から学べる「吉祥寺・陳式太極拳基礎クラス」では、新規受講生を随時募集しています。