横山春光が中国武術留学中の2008年1月に「日本で中国伝統武術を伝える教室」という目的を掲げて設立し、その実現に向けて幾多の困難を乗り越えてきた20余年の軌跡。
2004年(平成16年)
9月 横山春光 中国に渡る
横山春光(設立者・現会長)が中国に渡り中国武術留学を開始。
北京で混元太極拳、河南省で陳式太極拳と卜氏八卦掌、安徽省で華佗五禽戯を学んだ後、中国伝統武術八卦掌第五代継承者 麻林城老師に師事する。
2008年(平成20年)
1月 日本中国伝統功夫研究会 発足
中国北京で『日本中国伝統功夫研究会』を発足。
会の名称は麻林城老師の命名。
2010年(平成22年)
3月 会長 横山春光 日本に帰国
6年間の中国武術留学を経て日本に帰国。
定期的な訪中修行を継続しながら、日本での活動を開始する。
4月〜10月 東京にて教室活動を開始
日本中国伝統功夫研究会として日本での太極拳と八卦掌の普及活動を開始。
「千歳烏山・太極拳クラス」、「陳式太極単剣・講習会」、「混元太極剣・講習会」、「吉祥寺・太極拳クラス」、「千歳烏山・八卦掌クラス」、「銀座・八卦掌クラス」を開講。
10月 東急セミナーBEで太極拳講座を開講
東急セミナーBE たまプラーザ校(横浜)にて太極拳講座「伝統太極拳 ~本物を学ぶ~」を開講。
「第一回 天城合宿」を開催。
11月 吉祥寺にて八卦掌の普及活動を開始
「千歳烏山・八卦掌クラス」を吉祥寺に移動、「吉祥寺・八卦掌クラス(日曜)」に。
12月 朝日新聞社「マイベストプロ東京」執筆開始
会員向けの「中国語講座」、「指導員養成講習」を開講。
2011年(平成23年) 東日本大震災
1月〜6月 指導員の本格的な育成を開始
2月、「第一回 年始会」を開催。
4月、初級指導員による「第一回 体験講習会」を開催。
5月、初級指導員による「第二回 体験講習会」を開催。
6月、指導員による「恵比寿・太極拳基礎セミナー」、「吉祥寺・八卦掌基礎訓練班」を開講。
7月 会則を制定
会員増加に伴い、会則を制定。
「高津・太極拳クラス」を開講。
10月 吉祥寺を普及活動の拠点とする
「吉祥寺・八卦掌クラス(木曜)」を開講。
井の頭公園にて「第一回 交流練習会」を開催、約30名で太極拳や八卦掌の練習に取り組む。
2012年(平成24年)
1月〜7月 普及活動の拡大
2月の春節に「第二回 年始会」を開催。
自由が丘、新横浜に教室を展開、各教室で中国茶を楽しむ「茶友会」を開催する。
井の頭公園での「交流練習会」も継続。
8月 指導員の訪中研修を実施
指導員研修の一環として中国北京と河南省に指導員1名を引率。
八卦掌第五代継承者である麻林城老師と面会。
9月 会長 横山春光の負傷
不慮の事故により眼窩底骨折を負う。
10月 「第一回 指導員試験」を実施
会長 横山春光は負傷に屈することなく普及活動を継続し、指導員の養成に邁進。
教室活動は神楽坂、宮崎台にまで展開。
2013年(平成25年)
2月 「第二回 指導員試験」を実施
中国伝統武術を広く伝えるため、指導員規則を制定して指導員の養成を強化。
6月 「第一回 演武会」を開催
全教室合同の演武会を開催。
8月 本部道場を開門
教室展開と指導員養成が一定の成果をあげたため、指導員陣の更なる技術向上に着手。
8月 二度目の負傷
会長 横山春光が過労により自宅で転倒し、頚椎脱臼骨折で緊急手術を受ける。
奇跡的に後遺症はなかったものの、長期のリハビリと運動制限を余儀なくされる。
11月 「第三回 指導員試験」を実施
生徒数が100名を超え、指導員養成に更に尽力する。
12月 修得度確認表を導入
指導方法を確立するため、修得度確認表を策定し学習方法を統一。
2014年(平成26年)
2月 「第四回 指導員試験」を実施
井の頭公園や武蔵野市のスポーツ施設などで交流練習会も継続。
3月〜8月 スタジオ閉鎖による活動縮小
会長 横山春光の怪我により、直接指導は吉祥寺周辺に限定して継続。
8月に拠点としていた吉祥寺のレンタルスタジオが閉鎖し、多くの会員が練習場所を失う。
9月〜12月 新たな活動形態の模索
レンタルスタジオ閉鎖の影響で活動縮小を余儀なくされるなか、教室活動にとらわれない動画配信や野外練習にも取り組む。
2015年(平成27年)
1月〜9月 一度目の休会
会長 横山春光の体調悪化により一時休会となる。
一部の教室と練習会は有志により継続される。
10月 活動再開
会長 横山春光の体調回復と共に、継続されていた教室での指導を再開。
吉祥寺、国分寺、千歳烏山、四谷、銀座のスタジオで普及活動が再開する。
2018年(平成30年)
二度目の休会、そして閉会
八卦掌第五代継承者 麻林城老師のニューヨーク移住により、会長 横山春光の修行の継続が事実上困難となる。
これを機に閉会を決意する。
2019年(令和元年)新型コロナウイルス感染症の世界大流行
混迷から再生へ
新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、約3年にわたって人と社会の交流が絶たれた。
社会全体が混迷するなか、中国伝統武術との出会いから閉会までの出来事や心身と真摯に向き合う日々を通じて、中国伝統武術の素晴らしさを再認識することとなった。
2023年(令和5年)
3月 活動再開を決定
新型コロナウイルス感染症の世界的流行が終息し、活動再開を決定。
7月 「吉祥寺カンフーライフ」として再スタート
かつて活動拠点であった吉祥寺の井の頭公園を拠点に、付近のレンタルスタジオで教室活動を再開。
太極拳、八卦掌を中心とする中国伝統武術のほか、華佗五禽戯を通じて気功法を指導・普及している。
