陳式心意混元太極拳

陳式心意混元太極拳の『特徴』

陳式心意混元太極拳は、全ての流派の太極拳の源流である陳式太極拳の「纒絲勁」(てんしけい)と呼ばれる円運動をさらに発展させ、「養」「静」「内」を拳理の基とする太極拳です。

陳式太極拳との外形上の違いは、伸びやかな円運動と、放松(ファンソン・力を抜く)ですが、中国伝統医学と太極拳の源流である陳式太極拳の拳理を受け継いだその練習方法は、他に類を見ない養生法と、内功法を備え、流派や老若男女を問わず、世界中の愛好者がこの陳式心意混元太極拳を学んでいます。

創始者 馮志強(ひょう しきょう)老師

 (1928年―2012年5月5日午後)

陳式太極拳 第18代継承者
陳式心意混元太極拳 創始者

8歳の頃より童子功、通臂拳、朱砂掌を学ぶ。
1948年に心意拳の名家である胡耀貞先師に師事し心意六合拳を学ぶ。
その2年後、胡耀貞先師の勧めで、陳式太極拳17代継承者である陳発科先師に師事し、2人の師に学ぶこととなる。
後に『陳式心意混元太極拳』を創始する。

馮志強老師の武徳

馮志強老師は非常に武徳の高い老師で、その名声は中国全土に響き渡るものでした。

生前、馮志強老師は「太極拳を学ぶとは、人格の完成を目指す道を歩むということである。そしてその道は直線的であってはならない。それは螺旋を描きながら周囲の人間や自然と共に、緩やかな円を描き、旋回しながら、ゆっくりと歩まなければならない」 とおっしゃっていました。

陳式心意混元太極剣・太極刀

中国伝統武術の器械法は、確かな基礎と鍛え抜かれた体力が必要ですが、陳式心意混元太極剣・太極刀は、体力の少ない段階からも練習できます。

「一度目の練習を終えたら、もう一度行いたくなる」

学習の初期の段階で、このような心地良さを感じられる中国武術器械法は他にありません。

練習すればするほど、天地の理を感じ、身体と自然の高度な循環活動の感覚を得られることができる、非常に優れた理と実践方法です。

陳式心意混元太極拳の套路(型)名称