2024年6月「吉祥寺・八卦掌基礎クラス」活動報告

吉祥寺八卦掌クラスの活動レポート

吉祥寺スタジオで開講している「八卦掌基礎クラス」は、八卦掌中級クラスと同様に2023年7月の開講から1年が経過しますが、昨年11月からキャンセル待ち状態が続いていたので、4月から広いスタジオで再編開講したクラスです。

田中稜月

この記事を書いた人
吉祥寺カンフーライフ代表/指導員

昨年から継続受講している方、過去に当会クラスで受講経験がある方、4月から初めて八卦掌を学ばれている方が、それぞれ学習進度(修得度)に合わせて課題に取り組んでいます。

修得度と課題の確認には「修得度確認表(※1)」を使用していますが、6月23日の授業では、共通課題として八卦掌の基本歩法「趟泥歩(※2)」の基礎練習(直趟)に取り組みました。

先生(横山春光 当会会長)が作成してくださったチェックシートで「真っ直ぐ歩く」動作の一つひとつを分解して要求事項を理解し、約1時間ひたすら真っ直ぐ歩くという授業でしたが、授業の冒頭に、この直趟練習を2週間の自主練課題として取り組むように宿題が出されたこともあってか、黙々とストイックに歩く、八卦掌クラスらしい熱気が感じられた90分でした。

私もまた模範の歩法を見せるべく、生徒さんと一緒に汗だくになりながら歩き続けましたが、10年前に入会したばかりの頃、初めて直趟練習をした時のことを思い出しました。

歩き終わったあと、受講生のみなさんからの質問に答える時間をとりましたが、的を射た質問が次々出され、とても有意義な授業になりました。

※1:当会オリジナルの課題一覧+チェックシートで、八卦掌・太極拳の各クラスで配布しています。横山春光会長が中国武術留学時に八卦掌修得のために麻林城老師からの課題を書き留めた資料がもとになっています。

※2:「タンニィブー」という八卦掌の基本歩法で、真っ直ぐ歩く「ジータン」は、基礎中の基礎の練習です。

この記事を書いた人

吉祥寺カンフーライフ代表/指導員
青森県出身。東京大学教育学部卒。
一般企業に就職したしたものの行政書士試験合格を機に退職し、東京大学大学院で中国教育行政史を研究。その後、教育法務や企業法務に携わりながら中国思想を学ぶ。
40歳を過ぎて中国武術の論理的な学習法に出会ったことでカンフーライフに目覚める。初心者でもわかりやすい指導法が得意。

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