遠く海の向こうの大陸に、まだ知らない世界があり、そこで暮らす人々の知恵や技術があります。
中国武術は心身の鍛錬、養生、修養だけではなく、私たち日本人の文化や習慣をより深く知る手掛かりにもなります。一度身に付ければ生涯に渡って失うことはなく、自分自身の財産となります。

会長 横山春光(Yokoyama Shunko)
1976年生まれ 宮崎県出身
中国武術留学6年(2004〜2010年)
八卦掌第五代正統継承者 麻林城老師に師事し、程派八卦掌の伝承を受ける
陳式太極拳・混元太極拳・華佗五禽戯を、各流派の老師より学ぶ
中国武術段位 五段/HSK6級
中国大会で複数回入賞・優勝、NHK等の取材実績
2008年に日本中国伝統功夫研究会を設立し、太極拳・八卦掌・養生法を指導
ご挨拶
私は幼い頃から武術を学んできたわけではありません、ましてや身体も丈夫ではなく、九州の実家から上京し会社勤めをしていた20代の頃は、駅の階段も息が切れて昇れないほどの虚弱体質でした。体が丈夫でないということは、生きていく上でとても自信を失うものです。
そこから太極拳に出会い、2004年から約6年半、中国の北京と河南省で太極拳と八卦掌を学びました。
修行は、思い描いていたような美しい日々ではありませんでした。言葉が通じず、生活に慣れず、身体を何度も壊しました。上達の実感より、できない日の方が多かったと思います。それでも、老師方から受け取った教えを頼りに、基本功を毎日繰り返すことだけは手放しませんでした。
2010年に帰国して教室を開き、2018年に一度すべて閉じましたが、教室のない時間を経て、2023年に活動を再開し、現在に至ります。
いま日本で指導を続けていることには、理由があります。
私の中には、中国へ渡る前の自分が残っています。身体が弱く、生き方も定まらず、日々を乗り越えるだけで精一杯だった頃の自分です。
あの頃の自分を見捨ててしまっては、中国で学んだことが何にもならない。
そう思ったことが、帰国後に教室を開いて今も続けている一番の理由です。
中国語の「功夫」という言葉は、長い時間をかけて身につけた実力を指します。数週間や数か月で完成するものではなく、基本を繰り返し、その日の自分の身体で確かめながら、少しずつ積み上げていくものです。
功夫に、学び終えたと言える日は来ません。私自身、老師方から受け取ったものを、いまも毎日の練功で深め続けています。その積み重ねを礎に、縁あって教室に来た方が自分の身体と向き合い、自分自身の功夫を時間をかけて育てていける場所であり続けたいと願っています。
2026年8月
日本中国伝統功夫研究会 会長 横山春光
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