『日本中国伝統功夫研究会』という会名は、八卦掌第五代正統継承者である麻林城(ま りんじょう)老師より直接授かった名称です。
立ち上げまでの経緯
会長である横山春光がまだ中国に留学中だった2008年に、太極拳や八卦掌を学びながら伝統武術家の老師方や共に切磋琢磨する仲間と過ごしたかけがえのない日々で学んだ喜びと中国伝統思想の学習法を、一人でも多くの人々と分かち合いたいという願いを抱いて立ち上げたものです。
中国伝統功夫とは
中国の伝統功夫とは、単に武術としての実戦法を指しているわけではなく、また単純な身体の鍛錬法でもありません。それは中国の歴史が生んだ智慧の結晶あり、中国伝統文化の体現でもあります。
この“武文化”と呼ばれる中国伝統功夫の思想は、儒家の「中和」と「養気」、また道家の「専気致柔」(精気に集中し、形体を柔順にする)と「守静」(誠心誠意に心を静め、心魂を空明の境地に至らす)、そして仏家の「禅定」、これら中国三大思想を融合したものであり、高度な精神修練法とその体現を目的としています。
「吉祥寺カンフーライフ」活動
日本中国伝統功夫研究会の活動は2018年末にいったん停止しましたが、コロナ禍を挟んだ2023年3月に当会にゆかりの深い武蔵野吉祥寺の地で活動を再開しました。これを機に、より親しみやすい「吉祥寺カンフーライフ」というスローガンを掲げ、吉祥寺・三鷹エリアを中心に八卦掌と太極拳の教室活動やライフスタイルについての情報発信など普及活動を展開しています。