【三鷹市】井の頭恩賜公園 ボート場サイド

井の頭公園南側池畔

朝日と井の頭池に向かって朝練

井の頭公園はいくつかのエリアに分かれますが、井の頭池周辺エリア一帯は、朝のラジオ体操、ランニングやウォーキングなど早朝から多くの人で賑わい、中国武術の練習にも適したエリアです。

井の頭池周辺エリアの中で特におすすめの練習スポットは、「ボート場」の南側サイド(中之島のボート場から狛江橋を渡った左側の池南側エリア)です。吉祥寺駅からのアクセスを考えると、池北側の「野外ステージ」周辺エリアの方が駅に近く広々として練習場所を確保しやすいのですが、この「ボート場サイド」では朝日を眺めながら練習できるのが特徴で、太陽の位置を常に正面として練習する太極拳や八卦掌に最適な朝の練習スポットです。

朝の練習はラジオ体操の時間を避けなければなりませんが、木々の合間から差し込む朝日を浴びながら井の頭池に向かって練習していると、桜、新緑、紫陽花など四季折々の自然を感じたり、子育て中の水鳥や水面を横切って飛ぶカワセミ、上空を優雅に舞うアオサギなども見かけたり、朝の井の頭公園での練習ならではの醍醐味を味わうことができます。

吉祥寺の街の息づかいを感じる

遊歩道のすぐそばでもあるので、時間帯によってはウォーキングや犬と散歩する人々が行き交うため、広いスペースの確保は難しいですが、気功法や基礎練習をゆっくり行うには十分なスペースがあります。また、周囲の目を気にしなければ、2〜3人での套路練習も可能です。

通常、公園で練習する際は人通りの少ない静かな場所を選びますが、「ボート場サイド」はやや異なり、井の頭公園の自然を感じながら練習できるだけでなく、時の移ろいと人々の営みを同時に感じることができます。

時間とともに移りゆく人々の様子や、吉祥寺の街が目覚めていく息づかいを感じながら、静かに練習に取り組んでいると、不思議と心が落ち着いていく特別なスポットなのです。

井の頭弁財天の太鼓を聴きながら

朝7時を過ぎると、早朝の運動や散歩を楽しんでいた人々に代わり、通勤するサラリーマンや通学する若者が増えてきます。やがて、どこからともなく太鼓の音が響いてくるのですが、これは井の頭弁財天の朝のお勤めの音です。練習中に響く太鼓の低音と振動は、弁天様の存在を身近に感じることができ、自然と心身を調和させてくれます。

練習後に弁天様へお参りし、境内のみずみずしい清浄な空気を感じてから一日をスタートすることができる、井の頭公園のおすすめ練習スポットです。

※ボート場は、2023年7月現在改修工事中でしたが2024年1月にリニューアルオープンしました

ギャラリー

向いている練習内容
  • 基本功(省スペースでOK)
  • 気功法(清浄な空気が必要)
こんな練習ができるよ!
雰囲気
しずか
にぎやか
混雑
少ない
多い
広さ
狭い
広い
駅からの距離
近い
遠い

ベンチ 有り
自動販売機 有り(水生物園前)
水飲み場 有り
公衆トイレ 有り

朝の6時半前後はラジオ体操に使われている。コンビニが近くにない。人通りが気になる人は落ち着かない。お花見スポットのため桜の時期は練習できない。夏は蚊に注意。

公園名称井の頭恩賜公園
所 在 地東京都三鷹市井の頭4-18-14
アクセス吉祥寺駅から徒歩約9分
※その他のアクセス方法については、公式サイトを参照↓
URLhttps://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/access.html
https://www.tokyo-park.or.jp/park/inokashira/facility/ ※ボート場紹介ページ

※記事の内容は執筆時のものです(適宜更新しますので「更新日時」をご確認ください)

立ち寄りスポット

この記事を書いた人

吉祥寺カンフーライフ代表/指導員
青森県出身。東京大学教育学部卒。
一般企業に就職したしたものの行政書士試験合格を機に退職し、東京大学大学院で中国教育行政史を研究。その後、教育法務や企業法務に携わりながら中国思想を学ぶ。
40歳を過ぎて中国武術の論理的な学習法に出会ったことでカンフーライフに目覚める。初心者でもわかりやすい指導法が得意。