【三鷹市】井の頭恩賜公園 第二公園

井の頭公園第二公園

公園練習のススメ

中国では「天下功夫出公园」と言われるように、太極拳などの中国武術は公園などの自然の中で練習を積み上げていくことが要とされています。近年の日本の気候を考えると、年間を通じて公園練習を継続することは容易ではありませんが、自然の中で行う練習は室内では得られない充実感や効果があるので、当会では公園練習を推奨しています。

とはいえ、私自身もそうでしたが「どういう場所で、どのような練習をすればいいのだろう?」「そもそも知らない人がいる場所で集中して練習できるかだろうか?」「誰かに声をかけられたらどうしよう?」など、最初は不安がつきものです。そこで、この「おすすめ練習スポット」では、吉祥寺・三鷹エリア周辺の公園を中心に、太極拳や八卦掌の練習場所として適したスポットや練習内容を紹介していきたいと思います。

それぞれの「おすすめ練習スポット」は、私自身が繰り返し練習に取り組んだ体験から得た情報をもとに紹介しています。個人的な感覚や感想に基づいていますが、これから公園練習をしてみたいと思う方々の参考になれば幸いです。

吉祥寺といえば「井の頭公園」

吉祥寺周辺の公園と言われて真っ先に思い浮かぶのが「井の頭恩賜公園(井の頭公園)」だと思いますので、第一回目は井の頭公園で練習に適したスポットを紹介したいと思います。

井の頭公園には広い園内に多くの練習スポットがあり、どのエリアも比較的人通りが多く、曜日や時間帯によっては非常に混雑します。散歩、レジャー、運動など、多くの人々がそれぞれの方法で公園を楽しんでいます。広い園内で練習する際、無計画に場所を求めて探し回ると時間ばかりが過ぎてしまい、練習もできずに疲れ果ててしまいます。

そんなときにまずお勧めしたいのが「第二公園」です。

井の頭公園の隠れた練習スポット

「第二公園」は井の頭公園の南側の奥まったエリアにある、ちょっとマイナーで静かな公園です。井の頭公園の他のエリアと違って大通りに接していないので、玉川上水に隔てられた住宅街の中にある陸の孤島のような場所です。

住宅街の中だからなのかラジオ体操の会場としては使用されていないので、樹々に囲まれた環境で朝日を望みながら、落ち着いた気持ちで練習に取り組むと、清々しい気持ちで一日をスタートできます。

他のエリアと比べると混み合うことが少なく、早朝に限らず一日を通して比較的落ち着いた雰囲気なので、井の頭公園の隠れた練習スポットです。中央には広場もありますが、周囲の木陰で陽射しを避けながらの練習が心地よいです。

小鳥のさえずりと葉のすれ合う音を聴きながら、武蔵野の雑木林の静けさを感じて、刻々と変化する自然を観察しながらの練習は、きっと誰もが夢中になってしまうと思います。

ギャラリー

向いている練習内容
  • 基本功(省スペースでOK)
  • 站椿功(静かな環境が必要)
  • 気功法(清浄な空気が必要)
  • 套路(広い場所が必要)
こんな練習ができるよ!
雰囲気
しずか
にぎやか
混雑
少ない
多い
広さ
狭い
広い
駅からの距離
近い
遠い

ベンチ 有り
水飲み場 有り
公衆トイレ 有り
コンビニ 近くにファミリーマート有り

早朝と夜は暗く人通りも少ないので治安が良いとはあまり言えない。キャッチボールをしている人がいるときは落ち着いて練習できない。夏は蚊に注意。

公園名称井の頭恩賜公園「第二公園」
所 在 地東京都三鷹市井の頭5-17-6
アクセス吉祥寺駅から徒歩約15分
※その他のアクセス方法については、公式サイトを参照↓
URLhttps://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/jimusho/seibuk/inokashira/access.html

※記事の内容は執筆時のものです(適宜更新しますので「更新日時」をご確認ください)

立ち寄りスポット

この記事を書いた人

吉祥寺カンフーライフ代表/指導員
青森県出身。東京大学教育学部卒。
一般企業に就職したしたものの行政書士試験合格を機に退職し、東京大学大学院で中国教育行政史を研究。その後、教育法務や企業法務に携わりながら中国思想を学ぶ。
40歳を過ぎて中国武術の論理的な学習法に出会ったことでカンフーライフに目覚める。初心者でもわかりやすい指導法が得意。