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華佗五禽戯 猿戯(さるのぎ)

猿戯について

猿戯は五行において火に属し、木に属する鹿戯の次の戯となり、華佗五禽戯の三番目の戯として位置づけられています。

猿は動物の中で最も人間に近く、知能が高く、社会性があり、動きも機敏です。中国の名作『西遊記』の孫悟空が世界中で愛されているように、私たちにとって親しみ深い存在です。五行における五志(感情)では「喜」に属しますが、「喜」には興奮の意味も含まれています。理性と社会性を持つ猿の動きを模範することで、心身のバランスを整えることができます。

華佗五禽戯と五行の相関図
華佗五禽戯と五行の相関図

【五季】夏—立夏(5月5日頃)から立秋(8月7日頃)までの3か月
【五行】火
【五臓】心
【五志】喜(喜びすぎると心を傷める)
【五色】赤
【五味】苦

健康効果

猿は心(現代で言う脳)を鍛えます。指先とつま先を器用に使い、素早く動き、自在な技を持つ猿の動きを模範することで、血流を促進し、頭脳を明晰にし、心を開く効果があります。

華佗五禽戯「猿戯」横山春光
華佗五禽戯「猿戯」

猿戯のストーリー

楽しく飛び跳ね、走り回り、桃を探して枝にジャンプし、仲間に分け与えたあとは体を掻く、というストーリーで全ての動作が構成されています。とても楽しい動きです。

一、白猿歓跳(はくえんかんちょう)
  猿が楽しく飛び跳ねる動きから始まり

二、白猿転身(はくえんてんしん)
  走り回る

三、亮篷遠望(りょうほうえんぼう)
  遠くを眺め

四、白猿歓縦(はくえんかんじゅう)
  また飛び跳ねる

五、白猿跪地(はくえんきち)
  地面へ跪き

六、白猿攀枝(はくえんはんし)
  ジャンプして枝をつかむ

七、白猿摘果(はくえんてきか)
  桃を摘み

八、白猿托桃(はくえんたくとう)
  運び

九、白猿献果(はくえんけんか)
  捧げる

十、白猿抓癢(はくえんそうよう)
  一仕事終え体を掻きます

套路名称

一、 白猿歓跳左式 ― 白猿歓跳右式
二、 白猿転身
三、 亮篷遠望
四、 白猿歓縦右式
五、 白猿跪地左式
六、 白猿攀枝左式
七、 白猿摘果左式
八、 白猿托桃左式
九、 白猿献果左式 ― 白猿跪地右式
   ― 白猿攀枝右式 ― 白猿摘果右式
   ― 白猿托桃右式 ― 白猿献果右式
   ― 白猿歓縦右式
十、 白猿抓癢左式 ― 白猿抓癢右式
十一、收式

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