台湾カフェ 月和茶(ゆえふうちゃ)

吉祥寺で台湾カフェといえばこのお店

『吉祥寺 台湾カフェ 月和茶』は、1999年に店主の楊さんが世田谷区経堂で開いたお店が2009年に吉祥寺に移転オープンしたお店で、台湾茶や台湾家庭料理をベースにした薬膳料理を提供しています。当会の横山春光会長が中国留学から帰国直後に吉祥寺で太極拳クラスを開講した頃にはまだ開店したばかりで、その頃から時々飲茶に伺っていたそうです。当時はまだそこまで混んでいなかったそうですが、それから15年、いまや「吉祥寺で台湾カフェといえばこのお店」といっても過言ではありません。

この日は、ランチをいただこうと久しぶりに伺ったのですが、台湾古民家を再現した店内の落ち着いた雰囲気に包まれると、食事を待つ間にもゆったりとした心持ちになります。ランチということでガッツリ系の牛肉麺か魯肉飯にしようと思ったのですが、メニューを見ていたら身体の声は「蝦仁抄手麺」(汁なしエビワンタン麺)を求めていたので路線を変更。中国の伝統的家具を眺めながら待つこと暫し、運ばれてきたエビワンタンは「これがワンタンなのか?」と驚くほどの大きさでエビがゴロっと入っていて大満足です。さらに月和茶さん特製の自家製辣椒醤(ラージャオジャン)の辛さが爽やかで奥深く、一口味わう毎に汗が吹き出してきたので、ただ美味しいだけでなく薬膳なのだと気づかされました。春は肝の気が活発になるそうなのでデトックスされたのだと思います。

食後は春限定の「草苺豆花」を注文。豆花(トウファ)はお店の人気スイーツで通常なら看板メニューの「吉祥豆花」を選ぶところですが、蝦仁抄手麺が辛かったので苺の甘酸っぱさが欲しくなりました。豆花は豆乳を固めたスイーツで絹豆腐に似ていますが、絶妙な歯ざわり舌ざわりで豆乳の風味が感じられます(言葉で説明するのがとても難しい!)。お店の方にトッピングの洛神花(ローゼルの花)も食べれると伺ったので試してみると、苺とはまた違った甘酸っぱさで、モニュモニュした食感も楽しい。ビタミンCたっぷりで練習後の一服にも最適です。

草苺豆花を食べ終わる頃には店内が混んできたので、今回はスイーツだけでお店を出たのですが、月和茶さんはお茶をいただいてこそのお店なので、次回はランチタイムを外して台湾の伝統的な空気を味わいながらゆっくり台湾茶をいただきたいと思います。

ギャラリー

お店情報

店 名月和茶(ゆえふうちゃ)
ジャンル台湾カフェ、薬膳
所 在 地東京都武蔵野市吉祥寺本町2-14-28-2F ※東急百貨店近く大正通り沿い
アクセス吉祥寺駅徒歩約7分
URLhttps://yue-he-cha.com/

※記事の内容は執筆時のものです

この記事を書いた人

日本中国伝統功夫研究会代表。八卦掌・太極拳・五禽戯を指導しています。50代の企業法務マン。シニアの生き方としての「カンフーライフ」を模索している。

目次