横山春光– Author –
-
河南中医学院へ入学
2005年8月下旬。先の陳式太極拳国際合宿が終了すると、主なメンバーたちは河南省で二年に一度開催される通称「年会」と呼ばれる、太極拳愛好者なら誰もが一度は出場して... 横山春光 -
初めての陳式太極拳国際合宿
2005年8月上旬、河南中医学院の夏休み期間中に入学手続きを無事に完了し、食中毒の後遺症(※『小さな赤い悪魔』参照)からも回復したので、9月から始まる中国語と中医学... 横山春光 -
金魚とうさぎと空芯菜
2005年7月中旬、河南省に到着早々食中毒の洗礼を受けた私は、北京の友人の助けを借り何とか体調を持ち直しました。 ただ、裴さんに依頼していた「買い物はなるべく安く... 横山春光 -
小さな赤い悪魔
2005年7月9日、太極拳発祥の地である河南省に到着して二日目の朝。 気温40度に迫る日中の猛暑と安い旅館の食事が原因だったのか、目覚めた時には明らかな体調不良を感じ... 横山春光 -
空から魚が降ってくる
2005年7月8日、私の乗った飛行機は成田空港から北京空港を経由して、太極拳発祥の地である河南省鄭州空港へ無事に到着しました。 空港から外に出ると、北京市内よりもさ... 横山春光 -
夏ノ暑サニモマケヌ雛鳥
真夏日が続いた7月が過ぎ、8月に入ると35度を超えてもあまり驚かなくなってきたので、久しぶりに井の頭公園に行ってきました。 早朝の時間帯でしたが、園内ではジョギン... 横山春光 -
7月初旬から真夏日でした
本来なら梅雨真っ只中のはずの7月初旬の井の頭公園は、すでにひまわりもアサガオも満開でした。 かろうじて早朝の時間帯は園内を散歩するくらいはできましたが、8時を過... 横山春光 -
二度目の帰国
2005年6月中旬、実家の宮崎で10日間ほど過ごした私は、太極拳発祥の地である河南省への留学に必要な長期ビザを取得するため、河南中医学院の入学手続き書類を準備し、東... 横山春光 -
北京を去る日
2005年6月上旬、太極拳の発祥地である河南省への留学準備のため鄭州市に滞在していた私は、帰国に先立ち一旦北京へ戻ってきました。 滞在していた約一週間、私の唯一の... 横山春光 -
雨さえも恋しく感じた梅雨
今年の6月は梅雨らしい天気が少なく、一時は関東甲信の梅雨明けが7月7日になるという予想が出ていましたが、案の定アジサイが咲いたと思ったら連日の夏日となり、否応な... 横山春光 -
黄帝内経に学ぶ 〜梅雨の養生法〜
中国最古の医学書『黄帝内経』には日本独特の気候である「梅雨」の過ごし方は具体的に記述されていませんが、「長夏」という夏と秋の間の時期が梅雨に似ています。 「長... 横山春光 -
新緑シーズンはやっぱり最高
4月の桜シーズンに続き、5月は武蔵野の森の新緑を撮影するため、早朝からおすすめ練習スポットとして紹介している公園を毎日のように巡っていました。 新芽の緑を求めて... 横山春光
-
2024年11月「三鷹・混元太極拳クラス」活動報告
今月で無事に開講から9か月目を迎えました! 抽象的で豊かな円運動と太極拳上級者でさえ難しい放鬆(ファンソン・力を抜く意味)を学習初期から求められる混元太極拳で... 横山春光 -
はじめに
この『横山春光の中国武術留学記』は、私がまだ中国滞在中だった2003年から日本中国伝統功夫研究会の活動を休止した2018年まで公式サイトに掲載していた内容を、このた... 横山春光 -
型を覚えられない
陳項老師に陳式心意混元太極拳四十八式を学び始めてから、私は迷走の日々を送っていました。 この太極拳を学べるという幸運とその計り知れない価値は重々承知していたの... 横山春光 -
井の頭公園で陳式太極拳
前回のブログから4か月も経ってしまって自分でも驚いていますが、12月の後半になってやっと冬らしくなり、天気の良い日は早朝の井の頭公園で、この時期にしか体験できな... 横山春光 -
氷水を飲まない
私は28歳で中国北京へ武術留学する以前、「氷水」いわゆるお冷が大好きでした。 自宅でも外食でも、とにかく冷えた飲み物が好きでご飯でも麺類でも食事のお供にお冷をガ... 横山春光 -
発音できれば聞き取れる
日本人が苦手な中国語の子音の発音があるのですが、ピンインで「zh,ch,sh,r」と表記され、「そり舌音」と呼ばれます。 例えばタクシーですが、中国語で「出租车(chū... 横山春光 -
八卦掌の持つ三つの価値
一、健康と養生の価値 私たちの健康は二種類に分けられます。一種は心の健康、もう一種は体の健康です。この二つが互いに関係していて、どちらかが欠けても本来の健康と... 横山春光 -
自主練習の日々
2005年4月末、年末に引っ越しをして4か月が過ぎた頃、新居での生活も随分慣れてきて、日用品の買い物や自宅での料理も少しずつ自分だけでできるようになっていました。 ... 横山春光 -
陳項老師の健康法「不眠症の治し方編」
陳項(チェン シィアン)老師は、混元太極拳(正式名称:陳式心意混元太極拳)の創始者である馮志強(ひょう しきょう)老師の一番弟子と呼ばれていた老師です。 混元太... 横山春光 -
陳項老師の功夫生活
2005年4月、混元太極拳の練習会を終えてご自宅付近の公園から一人で歩いて帰ってくる陳項老師の姿に、私は目が離せなくなっていました。人気の少ない中庭を歩きながら、... 横山春光 -
「五労所傷」何事もほどほどが大切
黄帝内経『素問』に「五労( ごろう)所傷」という教えがあります。 「久視傷血、久卧傷気、久座傷肉、久立傷骨、久行傷筋」 これは長時間に渡り同じ姿勢や運動を続けて... 横山春光 -
八卦掌を学ぶ心得
師を敬う 中国伝統八卦掌とは本来、師弟関係のもとで伝えられ、師と弟子が一対一で口伝や体伝を用い伝承するものです。武術性が高ければ高いほどそれは厳格で、もし大勢... 横山春光