横山春光の中国武術留学記– 我的中国武术梦 –
-
陳正雷老師との出会いと決意
中国の学校の一学期は、日本とは違い9月1日から始まります。 2005年9月からの河南中医学院へ留学するための下準備(本当の目的は太極拳だったのですが、ビザを取得する... -
河南省一人旅と「鶏頭鍋」の思い出
2005年5月末、北京・志強武館での留学継続を一旦断念した私は、河南省へ太極拳の源流である陳式太極拳を学びに行くための準備をしていました。 当時の私は、日本の太極... -
学費トラブル「異文化摩擦」
2005年5月、中国大陸の季節の変化は強烈で、日本のように緩やかに四季の変化を楽しむ余裕はありませんでした。 寒かった冬が過ぎ去り、公園には春の陽気が訪れ、桃源郷... -
自主練習の日々
2005年4月末、年末に引っ越しをして4か月が過ぎた頃、新居での生活も随分慣れてきて、日用品の買い物や自宅での料理も少しずつ自分だけでできるようになっていました。 ... -
陳項老師の功夫生活
2005年4月、混元太極拳の練習会を終えてご自宅付近の公園から一人で歩いて帰ってくる陳項老師の姿に、私は目が離せなくなっていました。人気の少ない中庭を歩きながら、... -
怡舫さんとの相互学習
2005年4月、北京の厳しい寒さも和らいだ頃、私は陳項(チェン シィアン)老師宅のリビングで、ご息女の怡舫(イー フゥアン)さんと一緒に中国語の勉強をしていました。... -
北京の防寒対策と風邪
2005年2月、生まれて初めて中国寒冷地の冬の洗礼を受けた私は、志強武館の事務所の女性のアドバイスを聞いて保暖内衣(バオ ヌゥアン ネイ イー)を買いました。 保暖内... -
寒さとの戦い
初めての一時帰国から北京に戻った夜、空腹だったにも関らず飛行機に乗った疲れもあってかグッスリと眠った私は、翌朝何ともいえない、まるで中国大陸全体が躍動してい... -
極寒の北京へ戻る
ビザの更新のために1度目の帰国で過ごした東京での1か月は、記憶があまりありません。新しい靴下、シャンプー、中国語学習の本などを買った後は、心は全部北京へ向かっ... -
震える足
2005年1月10日の早朝4時30分、私はいつもより早起きをしてビザの更新をするための帰国の準備をしていました。 これが渡中後、初めての帰国でした。 そして、私の心は不... -
馮志強老師の人徳
中国に渡って初めてのお正月。 しかし中国の年越しは旧正月(春節)なので、武館は12月31日も1月1日も通常どおり学生で賑わっていました。 日本にいた時は、18歳で上京... -
冬東と故宮博物院
北京へ渡った2004年9月20日から3か月が過ぎ、ビザ更新のために一時帰国を1か月後に控えていた年末、ようやく北京の朝陽区に部屋を借りた私は、そのあまりの不快さに毎日...