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氷点下の武館
2005年2月下旬。東京から北京へ戻った翌日、朝からお腹いっぱいワンタンを食べた直後に走ったせいで(※『ワンタンとロッキーのテーマ 』を参照)腹痛に襲われた私は、ベ... -
ワンタンとロッキーのテーマ
初めての一時帰国から北京に戻った夜、空腹だったにも関らず飛行機に乗った疲れもあってかグッスリと眠った私は、翌朝何ともいえない、まるで中国大陸全体が躍動してい... -
極寒の北京へ戻る
ビザの更新のために1度目の帰国で過ごした東京での1か月は、記憶があまりありません。新しい靴下、シャンプー、中国語学習の本などを買った後は、心は全部北京へ向かっ... -
震える足〜初めての帰国〜
2005年1月10日の早朝4時30分、私はいつもより早起きをしてビザの更新をするための帰国の準備をしていました。 これが渡中後、初めての帰国でした。 そして、私の心は不... -
馮志強老師の人徳
中国に渡って初めてのお正月。 しかし中国の年越しは旧正月(春節)なので、武館は12月31日も1月1日も通常どおり学生で賑わっていました。 日本にいた時は、18歳で上京... -
冬東と故宮博物院
北京へ渡った2004年9月20日から3か月が過ぎ、ビザ更新のために一時帰国を1か月後に控えていた年末、ようやく北京の朝陽区に部屋を借りた私は、そのあまりの不快さに毎日... -
陳項老師の教え
2004年12月末、アパート探しに明け暮れて2週間ほど経ったある日、『北京・志強武館』付近の食堂で一人で夕食を摂っていると、居合わせた按摩学校の生徒に「今日、武館の... -
アパート探し
2004年12月中旬、短期留学の90日ビザの期限が迫っていましたが、当時は簡単な手続きで30日まで延長可能だったので、私はもう1か月滞在期間を延ばすことにしました。 そ... -
皮毛都学不到
2004年12月のある土曜日、私は陳項老師のプライベート練習会に参加していました。 あくまで練習会であって、正式な授業は志強武館で受けることになっているので、陳項老... -
不安
北京へ渡り3か月が過ぎ、留学生活に少し慣れてきた頃、武館で一番仲が良く色々と世話を焼いてくれた友人が、「幼馴染の結婚式があるから、しばらく地方へ行ってくるね!... -
胡同の生活
2004年12月、季節が秋から冬に変わると北京の空気が一変しました。空は暗く重くなり、街中に排気ガスが立ち込めて、酷いときは前を走っている車のナンバーも読めないほ... -
混元太極剣の試験
2004年11月中旬、秀茜老師に「1か月後にみんなを集めて混元太極剣の試験を行う」と言われて1か月が経ったある日、武館に隣接する事務所から出てこられた秀茜老師は、練...