REPORTAGE / 2004–2010

横山春光の中国武術留学記

第四部の後記

卜文徳老師のもとで

2006年は、心も体も、全身を使ってチャレンジして、練習した一年でした。

出会いと別れも多かった一年でした。

そして何より、自分が何を求め、何を選ぶか、誰を選ぶか、が迫られた一年でした。

今、書き直しながら振り返ると、あの頃の私に選べたものは、ほとんどありませんでした。会いたい人には会えず、学びたい人のもとには道がなく、まわりの声が先に「あなたはこれがいい」と決めていきました。

選べたのは、一つだけです。これからは自分の頭で考え、自分の目で選んでいく、と決めたこと。

何を選ぶかはまだ確信に至っていませんでしたが、それを自分で選ぶと決めた心は、もう動き始めていました。

第五部は、そこから始まります。